【研修の現場より】2024年新入社員の傾向

研修の現場より

4月も半ばになりました。毎日のように新入社員研修を実施しています。どの方もキラキラしていて、眩しいなあって思いながら、講義をしています。
今年受け持った企業様は、リフォーム会社、内装デザイン、工業製品製造、IT企業。
研修を受け持った際に気づいた、新入社員の傾向をまとめてみました。
①素直
②理解力が高い
③集中力が持たない
④敬語が苦手

これら感じたことを順に説明していきます。新入社員の方や指導役の方の参考になれば嬉しいです。

①素直
いずれの企業様でも一様に言えることは、指示は素直に受け取ること。よく言えば従順、気になるのは疑いを持たないこと。素直なのは良いことですが、自分で考えることがあまりありません。「言われたようにやる」とも言えます。一年目ですから、それで良いのですが、先々は主体的に物事を考えれるようになる必要があります。いつも心に「?」を持って、ちょっと考えて飲み込むと行動の意味が分かってきます。

いつも心に「?」を持って、行動や指示の意味を考えてみること

②理解力が高い
地頭が良いのでしょう。基本的に論理的な思考が身についています。これは教育の成果です。詰め込みではなく、自分で考えさせる教育ができていると言えます。ただ、多くの情報をまとめて要点を掴むことはあまり得意ではありません。これは読書量の影響ではないかと思います。これから読書をするようにと言っても難しいでしょう。なら、YOUTUBEでも良いので、観たら感想をまとめるようにするといいと思います。ある企業では7行でまとめることを推奨しています。

YOUTUBEでも良いので、感想を7行でまとめてみましょう

③集中力が持たない
今年はこれが一番感じたことです。「私の研修がつまらないのかな」とも思うのですが、始まってすぐに寝てしまう、キョロキョロしてしまうのは、理由が違うように思います。話してみると、ペース配分をミスしているようです。学生時代は長時間集中することが少なく、休憩の定期的にあります。社会人になると終業時間内は全て仕事の時間。早いうちに飛ばすと持たないのです。それも週末が近づくにつれ、疲れが目に見えて現れます。「最初から飛ばさない」「一日持つように調整する」のも社会人としてのスキルです。

最初から飛ばさない、一日持つように調整すること

④敬語が苦手
毎年、新入社員が口にすることです。尊敬語や謙譲語、丁寧語は就職活動において知ってはいます。それがどのようなシーンで使われるのか、自分の言葉遣いは正しいのか、といった不安があるようです。その不安が大きいと、話すことをためらってしまいます。でもそれは違います。先輩方は話をしてくれない新人に一番困りますし、心配になります。敬語は想いを伝えることが大事。間違った言葉遣いでも想いをこめて、伝えてください。先輩方は、新人が最初からきちんと話せるとは思っていませんから。

間違った言葉遣いでもいいので、話すことをためらわないで

いかがでしょう。新入社員の皆さん、これからの結果は自分次第です。自分のために成長しましょう。

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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